こんにちは、西多摩リフォームを運営するカルロス(@crls1031)です。
今回、このブログの問い合わせに
”西多摩地方の景観がいい場所で、築古戸建をリフォームして、会員制の飲食店を立ち上げたい”
という問い合わせを頂きました。
早速、地場の不動産屋を紹介すると、武蔵五日市駅から程近い場所の戸建を購入することになりました。
そして大変ありがたいことに、リフォームをご用命頂けることになりました。
施主様は経営者であり、1年ごとにリフォームに使える予算が決まっているので、数年計画でリフォームすることになりました。
この記事では最初に取り組んだ、駐車場の新設工事についてまとめていきます。
Contents
工事前の状況
工事前の駐車場新設エリアはこちらです。
駐車場新設エリアは勾配がそれなりにあるのがポイントです。
植栽はたくさんありますが、駐車場に干渉するものに関しては全部伐採・撤去して良いとのことでした。
いずれは施主様が自身の好みの植物を植えて、ガーデニングを楽しむようです。
駐車場新設プラン
まずは駐車場を新設するためのプランニングからです。
施主様は既存の庭を切り開いて、車を2台停められるほどの駐車場を求められていました。
縦列になるか、並列になるかは現場での判断になります。
登記情報に追記すると以下のようなイメージになりました。(この図面は施主様が作ってくださっています。)
続いて、工事概要を写真に記しています。
主な工事項目としては
- 既存土間解体
- 駐車場エリアに干渉する植栽の伐採
- 砕石仕上げ
です。
その後、施主様の希望が実現できるように、寸法を記入しました。
そして、現場では石灰を使って墨出しをし、施主様に理解していただけるようにし、一緒に現場で確認しました。
最終的に階段の位置や細かな寸法の変更を重ね、工事前は以下のようなプランで工事を実行することに決めました。
工事記録
ここから日々の進捗を写真で振り返りつつ、解説していきます。
1日目:伐採・抜根
まずは駐車場に干渉する植栽の伐採・抜根です。
重機を使って、一気にスッキリしています。
2日目:掘り起こし & 残土撤去
続いて、土を掘り起こしつつ、残土を撤去していきます。
当初は勾配をそのままで砕石で仕上げようと決めていました。
が、この急勾配のまま砕石で仕上げると、タイヤがスリップして登れなくなるだろうと改めて考え始めました。
故に、通常の駐車場の勾配である1%まで土を掘る計画に変更しました。
さらにさらに協議を重ねた結果、隣の農道と同等の勾配にしようとのことで、確定しました。
なので、以下の写真では農道と同等の勾配になるように掘り返しています。
【予定変更】汚水枡の接続位置により、駐車場エリア40cm縮小
土を掘り返して判明したのですが、汚水枡の接続管が駐車場エリアの方向から出ていました。
運が悪いことに土留めのブロックを積むベースコンクリートと干渉する場所でした。
ゆえに40cm駐車場エリアを縮小することで、排水のやり直しをできるスペースを確保することになりました。
駐車場を新設する際には、建物からの排水パイプのルートも合わせて検討する必要があります!
3日目:掘り起こし & 残土撤去
引き続きの掘り起こし & 残土撤去です。
ここは川の近くのため、ゴロゴロと大きな石が出てきました。
ゆえに水はけはとってもいいことでしょう。
4日目:ブロック設置箇所の整地
続いてブロック設置箇所の整地です。
高さを水平に合わせる必要があります。
それをしつつ、残土の搬出は続きます。
残土は合計で30t以上も出したそうでした・・・!
5日目:ベースコンクリート敷き
やっとコンクリワークです。
土留めブロックを立てる位置にベースのコンクリートを敷きます。
鉄筋を流し、ブロックにも鉄筋で繋がれるようにブロックの穴の位置にあらかじめ鉄筋を立ち上げているのがわかると思います。
【悲報】近隣の通報により役所が確認に来る
この作業をしているときに、役所の担当が現場を確認にきました。
市役所の担当が来るということは、近隣の方から通報が入ったことを意味します。
決していい知らせではありません。
役所の担当は「越境している」かどうかを確認しにきました。
今回、境界に関して測量士を入れて確認はしておりません。
これは施主様が主導して決定したものです。
測量士に依頼するとそれだけで30万円から100万円くらいかかります。
すでに既存の植栽は越境していますが、近隣とも円満に過ごせているようでした。
なので、登記情報をもとに今の境界を維持しておけば問題ないと判断したからです。
ところが、役所の視察です。
確かにお隣さんの境界を見ると、施主様の既存の庭より大きくセットバックして敷地を決めているようでした。
役所の指摘では、この延長線上で敷地があるため、工事をすると大きくセットバックする必要があると言います。
これでは当初予定の2台駐車は実現できなくなるかもしれませんが、それはどうしようもないことです。
施主様と相談し、一旦工事を止め、測量士を入れずとも現場の人間だけで精密機器を使って、敷地を確認することにしました。
【緊急】精密機械を使って境界を明確に出す
こちらが使用する精密機械・トランステーションです。
今トランステーションを立てている位置は、どの経度緯度に位置するかを、基準から追いかけて出します。
役所から緯度経度の座標がプロットされている書類をもらってきているので、それはどこかを探ります。
義務教育の時に学んだ緯度経度を実生活で役立てる機会があることに興奮しました 笑
僕は上記のミラーを持たされ、基準の境界があるところに待機して、トランステーションの位置を割り出しました。
その後、敷地の境界の位置を探ります。
結果ですが、全然道路から越境していることもなかったのです・・・!
確かに隣地との境界部分では越境しています。
ですが、今回の駐車場造成箇所に関しては境界通りだったので、ことなきを得ました。
上の画像のように、役所からもらった座標がプロットされている書類の通りに、アスファルトにビスを設置しておきました。
6日目:土留めブロック積み
境界も無事に出たので通常の作業に戻ります。
これで土留めの完成です。
7日目:整地・転圧
最後に整地して完成です。
今回は予算の関係で砕石の仕上げとなります。
いずれ、予算ができた後にアスファルトを施工して完成とする段取りと考えております。
細かい話ですが、本来は”下地の砕石”を敷き、その上に”仕上げの砕石”を敷くつもりでした。
ただ、今回農道と勾配を合わせた結果、傾斜が17%くらいあります。
通常の駐車場の場合1%で仕上げるものなので、普通に比べれば勾配があります。
仕上げの砕石を敷くとこの勾配だと車が滑りそうということで、下地の砕石のみで今回は仕上げることとなりました。
工事後の状況
こちらで完成となります。
(天気が悪いので、晴れた日に撮り直したいと思います。)
今回の工期では砕石のみ、いずれはアスファルトで仕上げます。
またフェンスを設置予定なので、ブロックの穴も2mごとに空けておいております。
無事に完成して何よりです!
次から、事前にトランステーションを使って境界を明確にしてから、工事に入るようにしたいと思います!
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