こんにちは、カルロス工務店のカルロス(@crls1031)です。
このたび、目黒区の飲食店でオーダーソファーを制作したので、その事例をここに紹介します。
Contents
物件概要
東京都目黒区碑文谷にあるフレンチレストラン「コムトゥヴ(Comme tu veux)」さんで制作させて頂きました。
店名はフランス語で「あなたの好きなように」を意味します。
その名の通り、ゲストの好みや要望に合わせたオーダーメイドのコース料理を提供するスタイルが特徴の飲食店です。
1日2組限定・完全予約制で、特別感あふれる隠れ家のようなレストランです。
シェフはフランスの星付きレストランで修業を積んだ経験を持つ植田和宏シェフで、
要望に応じて、創造的なコースを組み立ててくれます。
植田シェフとは何を隠そう、”令和の虎”の繋がりです。
彼は志願して無事にオールを達成し、この飲食店を開業しました。
そしてなんと、あの令和の虎の岩井主宰がこよなく愛し、生前足繁く通った店でもあります。
コムトゥブのマダム・めいちゃんのサプライズ・バースデー@REITORA LOUNGE。
昨夜は「令和の虎ファンクラブ」事務局・クロエちゃんの「1日店長」回でした。で、そこに来てくれた植田夫妻の奥様・めいちゃんが誕生日当日だったので、サプライズでお祝いを💕… pic.twitter.com/964uyXUUKc
— 令和の虎・岩井良明 (@reiwanotoraiwai) May 22, 2024
目黒・碑文谷『コムトゥブ』16回目。
今回のリクエストは『逆コース』笑。
メインから始まり、前菜で終わるという前代未聞のコースをお願いしました。コムトゥブはいつもパンが美味しくて食べ過ぎちゃうせいで、メインに行く頃には満腹になっちゃうという悩みを解消。
皆さんも一度挑戦してみては? pic.twitter.com/FiRXGxLejt— 令和の虎・岩井良明 (@reiwanotoraiwai) May 16, 2024
今では大層な人気店となり、著名な芸能人なども通われているという話は聞いています。
岩井主宰が愛したお店、しっかりと仕事をしなければですね!
オーダーソファーの作り方
こちらが工事の概要を記したものになります。
製作の手順は以下の通りです。
- 既存の背もたれを解体します。
- 高さ1080mmで背もたれを制作します。
- 製作した背もたれを設置します。
これで実施しようとしました。
高さは実際に腰掛けてみて、シェフが希望された高さです。
厚みは一般的な50mm厚としています。
しかし、背もたれのサイズは下地の合板を使用することにより、MAXサイズは910mm × 1820mmとなります。
故に910mmm以上にだと費用が高くなるために、910mmで作ることを提案し、採択されました。
見積もり書・公開
実際にお渡しした見積もり書はこちらです。
生地はカタログをお渡しし、シェフに選んで頂きました。
完成画像
ビフォーアフターの画像を載せます。
BEFORE
元々の店を居抜きで使われているようで、棚になるような背もたれがあります。
これを撤去し、新たに背もたれを設置したいという要望でした。
AFTER
実際に取り付けるとこうなりました。
普段通りクッションや椅子も設置してみました。
とってもいい感じだと思います!
作業動画
カルロス工務店ではカルロスが作業した日はなるべく作業動画を撮るようにしています。
今回は2日目に三脚が見つからず、1日だけの作業動画となりました。
反省:デザイン提案の欠如
今回はシェフが不在の中、僕が鍵を預かり作業をさせて頂きました。
最初に取り付けた時のものはこちらです。
シェフが望まれていた高さに取り付けたらシェフが違和感を感じられました。
確かにシェフは1500mmの高さを最初は指定されていましたが、それは厳密に決まったものではなかったようです。
コスト削減のため、910mmに縮めた結果、座面と背もたれの間に隙間が生じました。
そこからシェフは「これはプロの仕事ではない」「そもそもデザインの提案もパースの提示もなかった」と指摘されました。
それはごもっとものことであります。
僕としては一般的な背もたれということで50mm厚を提案し、コストカットの910mmサイズにしました。
生地自体はシェフに選んで頂いているので、それで問題ないと過信してしまっていました。
反省です。
次からはデザインの要望ももっとヒヤリングで聞き出さなければなりませんね。
再考察:シェフの希望デザイン
シェフが実際に希望されていたデザインは以下のようなものでした。
これを最初からヒヤリングしていれば、シェフにもっと満足頂けるものになっていたことでしょう。
ただ一方でこのデザインを見てみると
- 高さはそこまで変わらなさそう
- 厚みもたいして変わらなさそう
- 背もたれも傾斜はなく、同様にフラットではないか
というのが素直な感想でした。
このデザイン性が表れている要因は
- カメラ技術の高さ
- 間接照明の演出
によるものではないかと思います。
背もたれの壁下地を造作し、配線を通して間接照明を設置すればこのようになる可能性があります。
ただこの場合、大工工事と電気工事が追加されるため、さらなるコストアップにつながります。
この点を最初から提案し、シェフに選んで頂ければよかったなと反省しております。
まとめ
何はともあれ完成はしました。
シェフの優れたお眼鏡には敵わなかったのかもしれませんが、寸法を書いた通りの作品を作ることはできております。
デザイナーを入れればもっと費用は嵩みますし、僕から優れたデザインの提案をするのは難しいかもしれませんが、
少しでも相手の要望を事前にヒヤリングできるように勤めるようにします!
追記:シェフにご満足、いただけました!
その後、シェフはご帰宅され、実物を見てご満足いただけたようでした^^
やっぱりテレビ電話や画像と実物は異なりますよね・・・!
(なんやねん、平出さん、穴開くってw)
僕自身、今回の案件で学ぶことも多かったので、次に活かします!
西多摩エリアのリフォーム工事はカルロス工務店へ
あきる野市・日の出町・青梅市など、西多摩エリアはもちろんのこと
呼ばれればどこへでも飛んでいく所存です!
現地調査・お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。